2006年09月08日

朽木針畑郷フィールドワーク

9月2日土曜日、
おうみ未来塾8期生 第5回講義「高島市朽木針畑地域フィールドワーク」で
高島市朽木の針畑地区に行ってきました。

プログラムは
  ・針畑地域散策
  ・NPO法人朽木針畑山人(やまびと)協会についてお聞きする
  ・針畑地域のさまざまな語らい
    語らい人  今井一幸さん(NPO法人朽木針畑山人協会代表理事)
            村田健三さん(針畑地区副区長・NPO法人朽木針畑山人協会監事)
    進行     澤孝彦さん(おうみ未来塾運営委員)
            北村裕明さん(おうみ未来塾運営委員長)


針畑郷山村都市交流会館「山帰来」
場所は【針畑郷山村都市交流会館「山帰来」】(さんきらい)
地図はこちら

針畑ブナ原生林
針畑地区のブナの原生林。NPO法人朽木針畑山人協会代表理事 今井さんの案内で見学

針畑ブナ原生林
一周15分ほどで、原生林を見学できるコースになっています。登り結構きついです^_^;

針畑ブナ原生林
美しいブナの葉

針畑ブナ原生林
ブナとトチの木で構成されている原生林です。
講義会場の「山帰来」には、トチの実を使った蜂蜜など特産品も販売されています。

朽木針畑郷フィールドワーク
ちょうど、針畑地区生杉でなにやらイベントがあるらしいという事で見学。
「山水人(やまうと)」というイベントが行われるそうで、スタッフが準備をしていました。
未来塾の塾生も約1名、ボランティアスタッフに間違えられました。
このイベントについては奥が深そうで、説明困難ですのでサイトを紹介します。
http://www.planet-samgha.com/yamauto/
LIVEには多くのミュージシャン(アーチスト?)が出演するようですが、
僕の知ってるのは南正人氏のみでした^^;

朽木針畑郷フィールドワーク
なんともいえない雰囲気をかもし出していました。
夜になると前売り777枚のオーディエンスがここに参集するとのこと。
んん~想像できない・・・・・・・・・。
準備中のスタッフも一風変わった感じ。しかし、針畑郷ブログを拝見すると、
彼ら、針畑郷蕎麦の会の種まきにボランティアで参加しているとの事。
みな真面目な方ばかりだそうです。こうして都会から来た若者と地域の方が
自然に交流できるのは素晴らしいことですね。
蒔いたたねが実る頃、又、やってきてくれるかもしれませんね。

朽木針畑郷フィールドワーク
「山水人」本部厨房?かまど大活躍

朽木針畑郷フィールドワーク
未来塾講義に戻って、まずは針畑の歴史、生活、文化、植生などが展示されている
「山と人の博物館」を見学。

朽木針畑郷フィールドワーク
今井さんが昔の林業道具などを丁寧に説明くださいました。
長く林業に携わってこられた方の話はとても興味深く、
「へえ~」と一同うなずきっぱなしでした。

朽木針畑郷フィールドワーク
メインの講義は「山帰来」で。今井さん、村田さんに未来塾の澤委員、
北村委員長による語らいを拝聴。

NPO法人朽木針畑山人協会の設立趣旨書には
「朽木針畑山人協会」は、
高齢化と過疎に喘ぐ針畑住民が、
野生と切り離された都市環境の中に 
生活することを余儀なくされているみなさんと、
共に手を取り合って、
7世代先の子供たちの未来のために 
活動して行くことを念願するものです。

とあります。

協会のホームページによると、針畑8地区の人口は約100世帯、200人。
(2004年のデータ)

おうみ未来塾運営委員長北村先生(滋賀大学教授)のまとめの言葉は
「過疎に悩む針畑地区の転機となったのは1987年の若狭に通ずる林
道の開通。その後1994年に「針畑活性化組合(ルネッサンスセンター)」設立。
特産品作りに取り組む。1999年には「針畑郷山村都市交流会館「山帰来」」
オープン。2001年「NPO法人朽木針畑山人協会」設立。2004年「山と人の
博物館」オープンと、村づくりの20年が続いてきた。
しかしながら、これだけの取り組みをしてきたにもかかわらず、過疎と地域の
高齢化の問題には歯止めがかかっているとはいえない状況。これからの
ポイントは“都市の人々との交流の網の目をどう作っていくのか?”ではなかろうか。
「山水人」のイベントで若い方々がたくさん来ているが、その若者たちが脈々と
培われてきたここの文化を発見できれば、日本の未来は明るいのだが。。。。。」
(※走り書きのメモからの転載ですので、年号等ひょっとしたら誤っている箇所が
あるかもしれません^^;)

私が感心したのは、協会のホームページです。

NPO法人朽木針畑山人協会オフィシャルホームページ

針畑郷ブログ
朽木學道舎-風と森の学校通信ー「風轍」

実にすっきり上手に情報がまとめられており、ブログもしっかりと運営・更新なさってます。
いい取り組みをしても、それが多くの人の目に触れねば、地域に必要な人の流入にも
つながりません。ホームページのみならず、情報をいかに必要な方に知っていただくか、
地域の活性化の大事なポイントの一つだと思います。


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Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 00:45│Comments(2)おうみ未来塾

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第5回講義「朽木針畑地域フィールドワーク」【おうみ未来塾8期生のページ】at 2006年09月10日 03:36
この記事へのコメント
おはようございます。
最後のくだりの部分が本当に難しいし、大切な部分ですね。
皆さん、そこに苦労されているのであり、そのために頑張ってください。
Posted by すー at 2006年09月08日 05:04
>すーさん
なかなか難しい問題ですね。
日本全体同じような悩みを抱える地域がたくさんあります。
僕はこういうところで住みたい派ですが、色々その前に解決しなきゃならない
問題あるし、さっとはいけないですもんね。
ほとんどの方がそうだと思いますが。。。
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 2006年09月08日 22:39
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