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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年12月09日

一日一生 「湖国と文化」中井二三雄編集長逝く

今朝の京都新聞で季刊誌「湖国と文化」の中井編集長さんが亡くなられたと
報道がありました。


(京都新聞滋賀版朝刊:2009年12月9日)

私自身は、3度ほどしかお話させていただいた事はないのですが、
中井さんのお話、お噂は色々な所でお聞きしました。
気骨ある編集者の存在感・・・笑顔がとても素敵な方だったと記憶しております。

私もお手伝いさせていただいているMOH通信にも毎号「ふれあい」という
ショートエッセーをお書きになられていました。

軽妙なタッチで綴られており、読むのを楽しみにしていたコーナーです。

2009年5月に発行されたMOH通信24号に掲載された「ふれあい」第14回には、
正直驚きました。
「一日一生」と題し、自ら肝臓がんである事を書かれていたのでした。


(MOH通信24号より)

続く8月発行MOH通信25号の「ふれあい」第15回では
「捨てきれない荷物」というお題で今までの編集者にとっての財産、
宝の山(資料、手紙、原稿、企画メモなどなど・・・)について語っておられます。
簡単にインターネットで情報が得られる時代ですが、本当に生きた情報は
時代がどんなに進もうと「人」にあると私も思っています。


(MOH通信25号より)

そんな編集者としての原点を大事に大事にされていた中井さん・・・
天国で引き続き財産の整理をされているのでしょうか?

21日〜27日まで、「名編集長をしのぶ展示会」が、
中井さんが生前よく利用されていた滋賀会館2F文化サロンで開催されます。

60歳、若すぎる死です・・・。
ご冥福をお祈りいたします。

MOH通信15号の「読者の声」・・・思わず微笑んでしまいました・・・。


(MOH通信25号「読者の声」より)
  

Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 22:03Comments(2)MOH通信

2007年05月20日

小杉農園にて・・・

先日、MOH通信の取材に同行し、五個荘の小杉農園にうかがいました。



畑にはたくさんの野菜、
最近田植えをしたばかりの水田には水がたっぷり。。。
水面には観音寺山が映っていました。

考えさせられる事の多い、小杉社長のお話でした。

スタッフには、まったく異業種から“農”の道への転身組の方も・・・。
“農”を仕事として、生計を立てていける社会の実現が今の日本にとって、
とても大切ではないかと思います。
“農”だけではなく、漁業や林業など第一次産業の復興がとても大切な気がします。
難しい問題も一杯ですが。。。
ニートだ引きこもりだ・・・多くの若者が自分の道を見つけられずうろうろしている昨今、
そんな若者の中に、ひょっとしたら何人かは、“農”に打ち込み、夢を持てる人も
いるかもしれない。出会っていないだけで・・・。
低迷を続ける我が国の食糧自給率・・・。近い将来、大変困った事になるかもしれません。

人、農地、作物、体験、喜び、学び・・・・・
“農”をキーワードに、様々なマッチングが小杉農園では実現されています。

取材のようす、詳しくはこちら
小杉農園ブログはこちら  


Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 01:08Comments(0)MOH通信

2007年01月15日

麦の家にて、百年を考える

萬世協会の新春講座の案内をMOH通信より頂戴し、
昨日14日出掛けてきました。
場所は大津市坂本。比叡山麓の小さな谷間にある「麦の家」。
昭和20年故松井浄蓮氏が仲間とともに開拓した場所です。
琵琶湖の向こうに美しく三上山が見えるのどかな所でした。


葦葺屋根に畑と田んぼが周りの雑木林に美しくとけ込む風景に
懐かしさを覚えます。


MOH通信2号(2004年8月)の記事


「麦の家」は築約50年の伝統的な古民家。
囲炉裏のある居間には全国から約75名の方々が集まりました。

今年の新春講座ではMOH通信の発行母体である循環型社会
システム研究所の森代表の講演が行われました。
講演のテーマは
「生物資源産業が農業といえるのか
     〜人は経済のためだけに生きるのではない〜」
企業人として会社を引っ張ってこられた森さんが話される内容は
示唆に富んでいる。色々とおかしな事件の多い現代であるが、
いまならまだ間に合うかもしれない。

ご家族4世代8人で自給自足の生活を営む
「麦の家」主人山崎さんの話も大変に興味深いものでした。
核家族化の進行で失われてしまった家族の有り様・・・・・
子供達の学びの機会の喪失・・・・・。

おうみ未来塾の入塾式で総合地球環境学研究所所長の
日高敏隆先生からお聞きした
「集団で生きる」の講演でも
同じような事を語られていた事を思い出しました。


講演のあとには、「麦の家」で取れた野菜を使った手作り料理を
いただきました。お雑煮のお餅は前日につかれたもの。
囲炉裏の炭火で焼かれただけに香ばしい。
素朴ですが味わい深いお料理でした。

山崎さんが紹介された本を購入させていただき帰路につきました。


百年の食 〜食べる、働く、命をつなぐ〜」(小学館/著 渡部忠世先生)

森代表は講演の中で「100年先の事を考えた企業経営を」と
おっしゃいました。100年ね〜。明日の飯の種で必死な状況下、
頭ではなんとなく理解できても、なかなかピンと来ない。

100年ね・・・・・。


帰宅後ポストに大きな封筒でDMが届いていた。
以前定期購読していたナショナル・ジオグラフィックからだった。
いつもより封筒がでかい!「特別なお知らせです。」とある。


コピーはこうだ。
もうこの世界は、見られなくなるかも知れません。
 この1月号より、4号連続企画、シリーズ「地球の悲鳴」が
 始まります。米国ナショナル ジオグラフィック協会が設立
 されてから最初の100年は地球を探検して
 知識を蓄えることに力を入れてきました。
 これに続く100年は、私たちが生きている、このかけがえの
 ない地球を守っていくことに力を入れてまいります。

ナショジオ。。。今年は購読を再開しよう。

100年後、子孫は元気にやっているのだろうか・・・?
琵琶湖は生きているだろうか・・・?

  

Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 00:29Comments(5)MOH通信

2006年09月09日

「MOH通信」執筆者懇談会5

9月7日
滋賀咲くブログでも情報発信をされてらっしゃる「MOH通信」の
第5回執筆者懇談会に執筆していない身でありながら、厚かましくも
参加させていただきました。

MOH通信ブログ

「MOH通信」は、新江州株式会社の森会長が音頭を取られ、
“持続可能な循環型社会の実現”を目指して活動されてらっしゃる
「M・O・Hの会」の啓発・交流誌です。

M・・・もったいない
O・・・おかげさま
H・・・ほどほどに

どれも簡単な言葉ですが、その中に含まれる意味は深いですね・・・。
と最近思います。
そして、仕事や生活で日々ヒーヒー言ってる私には、MもOもHに対しても
矛盾だらけの自分の生活に反省しきりです^^;

僕なりに平易に解釈すると、
「社会が永続的に続くために大事な事を考えて、少しづつ実践しよう」
ということになるのですが・・。(間違ってたらごめんなさい^^;)

MOH通信

「MOH通信」は2003年4月に創刊。
噂のワンガリ・マータイさんが来日して「MOTTAINAI(モッタイナイ)」という言葉に
出会う約2年前ですね。。。

いままで通算13号の「MOH通信」が発行されてきました。

森代表はじめご執筆者の方々の話をお聞きでき、大変勉強になりました。  

Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 12:19Comments(11)MOH通信