2010年11月15日

知的資産?経営報告書

行政書士の中島さん(こうたんさん)がパネラーで登壇するとのことで、
先月10/28に滋賀県中小企業応援センター主催の
「中小企業のための知的資産活用セミナー」に出席しました。

知的資産とは?
一言でいえば、決算書にあらわれないその会社独自の強みとでもいいましょうか。
知的資産と聞くと、特許とか実用新案とか思い浮かべてしまうのですが、
営業の工夫や、経営者の人脈、従業員のスキルなんかも“知的資産”にあたることも
あるそうです。。
ようは自分たちには見えにくい、自社の独自性といった感じです。

その会社固有の“知的資産”について、第三者に入ってもらい可能な限り数値化し、
自社の将来を見据えた計画書にまとめようというのが、知的資産経営報告書です。

セミナーのあと、個別相談を受けました。
担当さんと話し、中島さん、谷田さん(行政書士。中島さんと同じくパネラーで登壇)ともお話しし、トントン拍子に弊社の知的資産経営報告書をまとめる事となりました。(ラッキー!)

事前に、滋賀県中小企業家同友会の経営指針を創る会で作成した指針書をお渡しし、
先日、第一回目のヒヤリングに当社にお越しいただきました。

知的資産?経営報告書

約4時間のヒヤリング。あっという間でした。
日頃は仕事柄お客様のお話を出来うる限り丁寧に聞く事に注意していますが、
今回は逆にお話を聞いていただく立場。
お二人のヒヤリングは素晴らしく、4時間はあっという間でした。

初回という事で、話した内容は
◇起業に至る迄の歩み
◇起業し、滋賀咲くブログを立ち上げるきっかけ
◇滋賀咲くブログ売上の中身の説明
 ⇒細かく種類ごとに把握できていなかったため、次回宿題となりました。
◇滋賀咲くの運営の実態
 ⇒日々の滋賀咲くブログの運営について細かく色々聞かれ話しをしました。


話をする中で、改めて会社を始めてからの色々な事を思い出すとともに、
様々な感謝の気持ちが胸に広がりました。

滋賀咲くブログユーザーはじめ、滋賀咲くを支えていただいているスポンサーや有料プランご利用者、今までサイト運営に携わってくれた社員、協力会社の皆さん、外部スタッフの皆さん、、、
不安定な生活の中、事業を続けさせてくれた家族…。

中でも、こういったサイトの大切な点は、日々の地道なサイトの管理運営です。

元来、管理運営系業務には私は向いていません。(と、えらそうに言う事ではないのですが。。)なんせ、アバウトで大雑把ですから、、、^^;

滋賀咲く開設後、コメントやり取りや問合せ通じて、とあるブロガーさんとの出会いがありました。
地域ポータルに熱い思いを持つちょっと変な人でした。(笑)
今の編集長F氏です。

何度か、地域におけるサイトのあり方やコミュニティについて会話を重ねました。
共通する思いを持つ事がわかり、滋賀咲くの運営を手伝ってもらう事となり今に至ります。
今はドットラボの役員です。
ほぼ365日こまめにサイトを見守り、問合せに対応し、縁の下の力持ちとして、滋賀咲くを管理運営してくれています。
手前味噌ですが、「仕事」ととらまえる以上の使命感や責任感がなければなかなか出来る事ではありません。

ブログサイトのメインコンテンツはユーザーが自ら更新する「記事」です。
その「記事」を公開するに心地よい安心できる“場”の維持は、なかなかに大変です。
サーバーに過負荷をかけるようなアクセスが世界中からやってきたり、
スパムコメントやTBも、今は随分減りましたが入ってきます。

限りあるリソースを出来うる限り地域に役立つ形で運営したい思いから、
利用規約も厳しくさせていただき、規約に抵触するブログには随時対応もしています。

人がそれに対応するという事は、必然的にコストが発生します。
ブログサイトは、皆さんが記事を更新する場なので、ほっておいてもオートマッチックにサイトは
粛々と動いていきます。
しかし、それでは「いい場」にはならない。のではないか?
そういった思いから、弊社ではサイトの管理運営、そして、自社取材による滋賀ネタのコンテンツ提供(しがまにあ)も苦しい中続けてきました。

が、弊社も「合資会社」という法人です。
法人は利益を上げてこそ、世の中で存在する価値があります。
赤字はいけません。絶対にいけません。
いい商品、サービスを提供し続けるためにも、利益を上げねばならないのです。
納税も赤字ではできません。自分たちも幸せになれません。。。
雇用も増やせません。CSR活動やNPO、社会活動への支援なども、利益あっての事です。


弊社は現在5期の終盤戦。
今期はなんとか単年度黒字化を達成すべく頑張っています。
(ということは4期まで赤字?・・・恥ずかしながらそうなんです。)
でも、赤字であろうが、存在できている会社は、なんらかの存在意義があるのではないか?

これから、我々が必死にやって来た事を弊社の強みとして会社を飛躍させる時ではないか!

決算書は社長の通信簿。通信簿はちゃんとしなくてはいけません。
結果がすべてなのかもしれませんが、決算書にはあらわれない「資産」を結果につなげるために。。。

今回の知的資産経営報告書の作成を通じ、第三者の力も借りて考えてみたいと思っています。

【参考リンク】
滋賀県中小企業応援センター「知的資産経営」
http://www.chuokai-shiga.or.jp/chiikiryoku/chitekishisan1.htm

近畿経済産業局「知的資産経営のすすめ」
http://www.kansai.meti.go.jp/2giki/network/vbnet_ic.html
※滋賀県の会社さんの報告書も掲載されています。


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Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 12:42│Comments(2)知的資産経営報告書

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あなたのご訪問に感謝です!無事、パネルディスカッションをこなしてきた滋賀県大津市で行政書士をしてる中島です。以前からご案内していた、「知的資産活用セミナー」。今日、クサツ...
知的資産経営活用セミナーにて【大津市の行政書士発 情報発信 こうたん日記】at 2010年11月20日 00:33
この記事へのコメント
ありがとうございます!!

僕らも一生懸命頑張りたいと思います。
お手間をお取りしますが、今後ともよろしくお願いいたします(^o^)/
Posted by こうたんこうたん at 2010年11月20日 00:27
>こうたんさま
コメントありがとうございます。
あっという間に、間もなく2回目ですね^^;
引き続きよろしくお願い致しますm(__)m
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 2010年11月28日 23:36
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