2011年08月11日
来来亭、豆田社長のお話・・・
8/9(火)滋賀県中小企業家同友会湖南支部例会。
今月は滋賀県野洲市に本拠を構える「来来亭」の豆田敏典社長(42歳)のお話でした。
お話のお題は「全ては「バランス!」」〜シーソーの支点をどこに置くかを考え続ける〜。
「あっさりスープにコクある背脂!」
私も大好きでちょこちょこお世話になっています。
山口出身の豆田社長は、大学進学で京都に出てこられて水商売のアルバイトをきっかけに、飲食の道に進みます。縁あって、1997年、27歳の時に滋賀県野洲市にオープンした来来亭に入り、その数ヶ月後には店のオーナーに店舗を買わないかと打診を受けます。
3800万円で店を購入し、豆田社長の来来亭経営者としての人生が始まります。
10年後には年商100億円企業に成長させ、今や、全国で180店舗以上を展開する一大ラーメン店チェーンを築きあげ、今もその成長は加速中です。
経営者として野洲本店は順調に売上を伸ばしていましたが、2000年、結核で2ヶ月の療養生活を信楽で送らざるを得ない状況に・・。
現場に立ち続けた豆田社長が店を空けた時、経営者が思う以上に従業員は店のことを考え、店が好きなんだということに気づいたといいます。
「人は任されて頑張るのだと。」
その経験が、店舗展開を考えるきっかけになり、同年、7月、日野に2号店を出店。
来来亭の店舗展開が幕を切りました。
「店長になりたいとおもう“店長”にしよう。」
店長の報酬を上げ、さらに、店舗展開には何よりも「人材」が全てと考えた豆田社長が思いついたのが、今や来来亭の代名詞ともいうべき「のれんわけ制度」。
いつかは一国一城の主を夢見て入って来る多くの若者に、自身の成功への道と同じ道を用意しようと思いついたといいます。
現在の約180店の店舗のうち、すでに100店は60人ほどのオーナーが経営する“のれんわけ独立店”。当初、あえて会社の売上、利益を減らすようなこの制度に対して疑問を投げかける人も多かったというが、この制度により、やる気のある人材がめいめいの力を出し切り、来来亭急成長の原動力になっているのは間違いありません。
来来亭ではセントラルキッチン方式を採用していません。
従業員に様々なものをオープンにしたいという思いと、
一から店で真剣勝負で作るラーメンの“ライブ感”を大切にしたいとの思いからだそうです。
当然、スープはじめ、来来亭のラーメンづくりのノウハウは“だだもれ”とか。。
3ヶ月も働けば、来来亭の味を作りだすことは可能だといいます。
美味しいラーメン作りに対する思いが感じられる話です。
人材確保にはずっと悩み続けて来たという同社。
採用時、その時が大事。
必ず確認するのが「三大原則」。この三大原則で一杯650円のラーメンのお代をいただけるのだと新入社員に話し、守ることを約束するという。
「大きな声であいさつ」「ニコニコ笑顔で対応」「キビキビとした行動」
・・・来来亭の三大原則である。
会社の経営は、つまるところ「人」。
従業員の満足度をどうやってあげていくか?従業員に好かれる会社にするか?に尽きる。と話す豆田社長。
同社では給与査定を毎月実施しているという。
大変面倒な作業だが,毎月することに意義があり、やらねばならぬと続けているそうだ。
給与の単位は「1万円」。1万円単位で給与が変わる。
人生の中にある「チャンス」。
ここという時にいかに力を出せるか?100%ではだめで120%出し切れるか?
豆田社長はそのチャンスを2号店から3号店出店の時に感じたといいます。
「波が来ている」と。。。
波がきている時の一歩と、2年後、3年後の一歩は、多分全然違う一歩になうであろう。そう感じたそうです。
120%の力とは「懸垂10回」。一回目で決めないと二回目に10回することは不可能。
自分は運が良かった。と話されましたが、
運を良くするために努力をすることも大切。
「雨が降ったら傘をさす。当たり前のことを当たり前にする行為・・・。」
それを自分のものにして、やり続けること。
それが、長い間に「差」になってくると。。。
「世の中のルール」にはあらがえない。
宇宙に存在する力を利用しなきゃうまくいかない。
人はなかなか変われるものではない。
その人その人の“性分”が活かせる仕事に就くことが大事なのではないかとも語られました。
経営者と従業員。直営店とのれんわけ独立店。
全てに、シーソーの支点を感じる豆田社長の話しでした。。
2008年11月に著された「ラーメン屋成功論」の著者紹介には、
「B型、類稀なる福耳をもち、幼い頃から「将来お金に困らないよ」と言われ育った・・・」とあります。
私もB型。類稀なる福耳をもち、幼い頃から「将来お金に困らないよ」とおばあちゃんに言われていたのだが・・・。
これからかな?
希望を持って、いまだ定まらぬ性分を探して懸垂10回!肝に命じて生きていこう。。。
学びの多い、お話をお聞き出来ました。
豆田社長に感謝しつつ、帰りにはどうしても食べたくなったのでした。。。
あ〜美味しい。。
滋賀発、来来亭のラーメン。
これからも、全国にこの美味しさが広がりますように…。。
来来亭ホームページ
http://www.rairaitei.co.jp/
【関連記事】
来来亭ラーメン屋成功論
今月は滋賀県野洲市に本拠を構える「来来亭」の豆田敏典社長(42歳)のお話でした。
お話のお題は「全ては「バランス!」」〜シーソーの支点をどこに置くかを考え続ける〜。
「あっさりスープにコクある背脂!」
私も大好きでちょこちょこお世話になっています。
山口出身の豆田社長は、大学進学で京都に出てこられて水商売のアルバイトをきっかけに、飲食の道に進みます。縁あって、1997年、27歳の時に滋賀県野洲市にオープンした来来亭に入り、その数ヶ月後には店のオーナーに店舗を買わないかと打診を受けます。
3800万円で店を購入し、豆田社長の来来亭経営者としての人生が始まります。
10年後には年商100億円企業に成長させ、今や、全国で180店舗以上を展開する一大ラーメン店チェーンを築きあげ、今もその成長は加速中です。
経営者として野洲本店は順調に売上を伸ばしていましたが、2000年、結核で2ヶ月の療養生活を信楽で送らざるを得ない状況に・・。
現場に立ち続けた豆田社長が店を空けた時、経営者が思う以上に従業員は店のことを考え、店が好きなんだということに気づいたといいます。
「人は任されて頑張るのだと。」
その経験が、店舗展開を考えるきっかけになり、同年、7月、日野に2号店を出店。
来来亭の店舗展開が幕を切りました。
「店長になりたいとおもう“店長”にしよう。」
店長の報酬を上げ、さらに、店舗展開には何よりも「人材」が全てと考えた豆田社長が思いついたのが、今や来来亭の代名詞ともいうべき「のれんわけ制度」。
いつかは一国一城の主を夢見て入って来る多くの若者に、自身の成功への道と同じ道を用意しようと思いついたといいます。
現在の約180店の店舗のうち、すでに100店は60人ほどのオーナーが経営する“のれんわけ独立店”。当初、あえて会社の売上、利益を減らすようなこの制度に対して疑問を投げかける人も多かったというが、この制度により、やる気のある人材がめいめいの力を出し切り、来来亭急成長の原動力になっているのは間違いありません。
来来亭ではセントラルキッチン方式を採用していません。
従業員に様々なものをオープンにしたいという思いと、
一から店で真剣勝負で作るラーメンの“ライブ感”を大切にしたいとの思いからだそうです。
当然、スープはじめ、来来亭のラーメンづくりのノウハウは“だだもれ”とか。。
3ヶ月も働けば、来来亭の味を作りだすことは可能だといいます。
美味しいラーメン作りに対する思いが感じられる話です。
人材確保にはずっと悩み続けて来たという同社。
採用時、その時が大事。
必ず確認するのが「三大原則」。この三大原則で一杯650円のラーメンのお代をいただけるのだと新入社員に話し、守ることを約束するという。
「大きな声であいさつ」「ニコニコ笑顔で対応」「キビキビとした行動」
・・・来来亭の三大原則である。
会社の経営は、つまるところ「人」。
従業員の満足度をどうやってあげていくか?従業員に好かれる会社にするか?に尽きる。と話す豆田社長。
同社では給与査定を毎月実施しているという。
大変面倒な作業だが,毎月することに意義があり、やらねばならぬと続けているそうだ。
給与の単位は「1万円」。1万円単位で給与が変わる。
人生の中にある「チャンス」。
ここという時にいかに力を出せるか?100%ではだめで120%出し切れるか?
豆田社長はそのチャンスを2号店から3号店出店の時に感じたといいます。
「波が来ている」と。。。
波がきている時の一歩と、2年後、3年後の一歩は、多分全然違う一歩になうであろう。そう感じたそうです。
120%の力とは「懸垂10回」。一回目で決めないと二回目に10回することは不可能。
自分は運が良かった。と話されましたが、
運を良くするために努力をすることも大切。
「雨が降ったら傘をさす。当たり前のことを当たり前にする行為・・・。」
それを自分のものにして、やり続けること。
それが、長い間に「差」になってくると。。。
「世の中のルール」にはあらがえない。
宇宙に存在する力を利用しなきゃうまくいかない。
人はなかなか変われるものではない。
その人その人の“性分”が活かせる仕事に就くことが大事なのではないかとも語られました。
経営者と従業員。直営店とのれんわけ独立店。
全てに、シーソーの支点を感じる豆田社長の話しでした。。
2008年11月に著された「ラーメン屋成功論」の著者紹介には、
「B型、類稀なる福耳をもち、幼い頃から「将来お金に困らないよ」と言われ育った・・・」とあります。
私もB型。類稀なる福耳をもち、幼い頃から「将来お金に困らないよ」とおばあちゃんに言われていたのだが・・・。
これからかな?
希望を持って、いまだ定まらぬ性分を探して懸垂10回!肝に命じて生きていこう。。。
学びの多い、お話をお聞き出来ました。
豆田社長に感謝しつつ、帰りにはどうしても食べたくなったのでした。。。
(ネギ少なめ)
あ〜美味しい。。
滋賀発、来来亭のラーメン。
これからも、全国にこの美味しさが広がりますように…。。
来来亭ホームページ
http://www.rairaitei.co.jp/
【関連記事】
来来亭ラーメン屋成功論
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 07:24│Comments(1)
この記事へのコメント
がんばってください 応援しています 直人より
Posted by 豆田直人 at 2012年02月21日 12:38