2011年05月24日
油藤商事青山専務のスロービジネス&エネルギーのお話し
今日は、びわこ湖南倫理法人会モーニングセミナーの日。
毎週火曜日が早起きの日である。
とは言え、まだ2回目の参加^^;
今日は油藤商事株式会社の青山専務の講話を拝聴した。
お題は「ガソリンスタンドはまちのエコロジーステーション」
お話の中で印象に残ったこと。
・ご自身の事業に対するキーワードは「スロービジネス」。
スロービジネスを意識した誰も困らないビジネス(仕組み)、つまりは「三方よし」
「持続可能な社会」「地産地消」「LOHAS」・・・。
・ガソリンスタンド(SS)を生業にしている。
→短期的には震災でもわかったように石油は大切。ないと困るもの。
→だが、長期的には環境負荷の高いビジネス。
真剣に考え議論し行動に移さねばならない・・・。
そして、スタンドでの資源ゴミの分別回収に早くから取り組む。
SS側で回収場所をきちんと整備することで、お客様にとって気軽についでに資源ゴミを持ち込める場所になる。
“出しやすくて、受け取りやすい”場所。
結果、生活者より喜ばれ、お店にもメリットが。
ボランティアではなく販促と考え取り組む。だから「続く」。
・スローエネルギー・・・バイオディーゼルへの取り組み
植物性の廃油を回収するネットワークを県内で構築。自社プラントで精製。販売。
いまでは1日700L。月間17,000〜20,000Lを精製しているという。
大手流通、大手メーカー、行政はじめ県内に広く回収ネットワークが広がっている。
まさにエネルギーの地産地消!天ぷら油から始まる循環型“地域でつくる地域エネルギー”である。
全国でも様々な取り組みがなされているがうまく行っている所はまだまだ少ない。
何故か?「集めて」「作って」「使う」・・・3つが全てうまく循環しなければうまくいかないから。
その仕組みが回るよう様々な工夫をされている。
回収拠点(ネットワーク)を増やす取り組みはもちろん、牛乳配達店や新聞販売店との提携や、
バイオディーゼルで走る車にPRステッカーを車にあわせて貼付けてもらうなどなど。。
・バイオディーゼルアドベンチャー(バイオディーゼル燃料の精製装置を車に積み、各地で廃油を集め、地球を一周するというプロジェクト)にも協賛し、青山専務自らポルトガル - モロッコ - スペインの工程を走られたとのこと。
最後に話された「捨てる」から始める発想。
例えば、タイヤ。
処理に困る方の多い古いタイヤ。
回収を引き受けPRする。
困っている方は喜んでくれる。
結果、何人かは油藤商事でタイヤを買って下さる・・・。
例えば、ホテル。
毎日出る生ゴミ。
生ゴミ処理機で処理したものを契約農家へ。
農業に使って無農薬野菜を栽培。
お客様も喜び、ホテルの付加価値に。。。
みたいな感じ?
好きな言葉としてあげられたのは、あまりに有名な「三方よし」。古くて新しい言葉。
これからも脱石油に向けた新しい取り組みにチャレンジして行きますと力強く語られました。
3・11被災地にも自社タンクローリーですでに4回も燃料を積んで支援に向かわれてらっしゃいます。
青山専務の構想力、発想力、行動力。ただただすごいなと早朝より感じた次第です。。。
先日見た「幸せの経済学」のテーマはまさに“ローカリゼーション”。
滋賀にそのヒントありと、ビデオメッセージで辻信一さんが語っていました。
まさに、その通りの今日のお話でした。。。
事業に関する考え方、エコロジーステーション、バイオディーゼルのことなど、
公式サイトにも詳しく書かれています。
油藤商事株式会社
http://www.aburatou.co.jp/
バイオディーゼルアドベンチャー
http://biodieseladventure.com/japanese/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
丸山敏雄一日一語 5/24 食の自由の境地
世には、同じ物を食べる事をいやがったり、それがいかぬように思ったりする向きがある。これは間違いである。
ことさらに同じ物ばかり食べる必要はないが、得られない時は、何日でも何ヶ月でも同じ物を食べて、少しもあきない。それでも、少しも体にさわらないという食べ方が、本当である。お米の御飯はどうであろう。ミソ汁は、お茶は、たくあんは、年がら年中、同じものを同じ方法で煮炊きし、同じように食べる。そして、いよいよおいしく、いよいよ栄養になる。これが、食物に対する真の自由の境地と言える。
毎週火曜日が早起きの日である。
とは言え、まだ2回目の参加^^;
今日は油藤商事株式会社の青山専務の講話を拝聴した。
お題は「ガソリンスタンドはまちのエコロジーステーション」
お話の中で印象に残ったこと。
・ご自身の事業に対するキーワードは「スロービジネス」。
スロービジネスを意識した誰も困らないビジネス(仕組み)、つまりは「三方よし」
「持続可能な社会」「地産地消」「LOHAS」・・・。
・ガソリンスタンド(SS)を生業にしている。
→短期的には震災でもわかったように石油は大切。ないと困るもの。
→だが、長期的には環境負荷の高いビジネス。
真剣に考え議論し行動に移さねばならない・・・。
そして、スタンドでの資源ゴミの分別回収に早くから取り組む。
SS側で回収場所をきちんと整備することで、お客様にとって気軽についでに資源ゴミを持ち込める場所になる。
“出しやすくて、受け取りやすい”場所。
結果、生活者より喜ばれ、お店にもメリットが。
ボランティアではなく販促と考え取り組む。だから「続く」。
・スローエネルギー・・・バイオディーゼルへの取り組み
植物性の廃油を回収するネットワークを県内で構築。自社プラントで精製。販売。
いまでは1日700L。月間17,000〜20,000Lを精製しているという。
大手流通、大手メーカー、行政はじめ県内に広く回収ネットワークが広がっている。
まさにエネルギーの地産地消!天ぷら油から始まる循環型“地域でつくる地域エネルギー”である。
全国でも様々な取り組みがなされているがうまく行っている所はまだまだ少ない。
何故か?「集めて」「作って」「使う」・・・3つが全てうまく循環しなければうまくいかないから。
その仕組みが回るよう様々な工夫をされている。
回収拠点(ネットワーク)を増やす取り組みはもちろん、牛乳配達店や新聞販売店との提携や、
バイオディーゼルで走る車にPRステッカーを車にあわせて貼付けてもらうなどなど。。
・バイオディーゼルアドベンチャー(バイオディーゼル燃料の精製装置を車に積み、各地で廃油を集め、地球を一周するというプロジェクト)にも協賛し、青山専務自らポルトガル - モロッコ - スペインの工程を走られたとのこと。
最後に話された「捨てる」から始める発想。
例えば、タイヤ。
処理に困る方の多い古いタイヤ。
回収を引き受けPRする。
困っている方は喜んでくれる。
結果、何人かは油藤商事でタイヤを買って下さる・・・。
例えば、ホテル。
毎日出る生ゴミ。
生ゴミ処理機で処理したものを契約農家へ。
農業に使って無農薬野菜を栽培。
お客様も喜び、ホテルの付加価値に。。。
みたいな感じ?
好きな言葉としてあげられたのは、あまりに有名な「三方よし」。古くて新しい言葉。
これからも脱石油に向けた新しい取り組みにチャレンジして行きますと力強く語られました。
3・11被災地にも自社タンクローリーですでに4回も燃料を積んで支援に向かわれてらっしゃいます。
青山専務の構想力、発想力、行動力。ただただすごいなと早朝より感じた次第です。。。
先日見た「幸せの経済学」のテーマはまさに“ローカリゼーション”。
滋賀にそのヒントありと、ビデオメッセージで辻信一さんが語っていました。
まさに、その通りの今日のお話でした。。。
事業に関する考え方、エコロジーステーション、バイオディーゼルのことなど、
公式サイトにも詳しく書かれています。
油藤商事株式会社
http://www.aburatou.co.jp/
バイオディーゼルアドベンチャー
http://biodieseladventure.com/japanese/
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丸山敏雄一日一語 5/24 食の自由の境地
世には、同じ物を食べる事をいやがったり、それがいかぬように思ったりする向きがある。これは間違いである。
ことさらに同じ物ばかり食べる必要はないが、得られない時は、何日でも何ヶ月でも同じ物を食べて、少しもあきない。それでも、少しも体にさわらないという食べ方が、本当である。お米の御飯はどうであろう。ミソ汁は、お茶は、たくあんは、年がら年中、同じものを同じ方法で煮炊きし、同じように食べる。そして、いよいよおいしく、いよいよ栄養になる。これが、食物に対する真の自由の境地と言える。
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 20:57│Comments(2)
│倫理法人会
この記事へのコメント
後輩です!w
Posted by MOMO-TARO at 2011年05月24日 21:30
>MOMO-TAROさま
そうですよね。MOMO-TAROさんの額もかかっていたような。。^^;
そうですよね。MOMO-TAROさんの額もかかっていたような。。^^;
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 2011年05月28日 00:36