2007年09月30日

熊谷栄三郎さんと山本素石さん

山本素石(やまもとそせき)さんをご存知だろうか。。

私は前職場の上司、伊藤さんにその名前を始めて教えてもらった。

山本素石さんは1919年甲南町生まれの滋賀出身者なのである。

素石さんの名前は知らなくとも、ツチノコブームの火付け役といえば、
「あーっ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
釣り師であり希代まれな随筆家です。

氏の作品「ねずてん物語序説」「小森谷の一夜」を原作とした
「ねずてん」という絵本が株式会社アインズさんより出版されています。
なんと、挿画は「となりのトトロ」の美術監督であまりに有名な男鹿和雄さん。
話しの面白さと絵の素晴らしさで、大人でも愉快にあっという間に読める絵本です。

株式会社アインズ「ねずてん」のHP(山本素石さんの紹介もあります。)
  http://www.shiga-web.or.jp/eins/nezuten/index.html

「後世に伝えたい滋賀の偉人」なども企画したいなと考えつつ、
先の伊藤氏にも相談しておりました。
「山本素石さんは?」と言われ、さっそく、山本素石さんを良く知る
熊谷栄三郎さんをご紹介いただき、お話しをお聞きする機会をいただきました。

熊谷さんは、元京都新聞記者。
ご自身も沢山の本をお書きになられています。
山本素石さんの事、ご自身のお話し・・・あまりにも素敵で面白く考えさせられる話しの数々・・・。
山本素石さんとの親交も深く、一緒に全国各地を釣りされたご経験もお持ちの方です。

私自身はまだほんのかじりしか、素石さんの事は知りませんが、
素石さんからは、様々な問題が山積の現代において、沢山学べる事があるような気がします。
書籍を拝読し、この滋賀の偉人について考える場をもてればと思いつつ・・・。

熊谷栄三郎さんと山本素石さん
熊谷栄三郎さん:「幾つになっても山!川!」「山釣りのロンド」
山本素石さん:「山釣り」

熊谷栄三郎さんと山本素石さん
右:熊谷栄三郎さん
左:伊藤氏と私

熊谷さんから、素石さんが亡くなられた際の追悼記事のコピーをいただきました。
(京都新聞1988年8月2日・朝刊)
熊谷栄三郎さんと山本素石さん
(クリックで別窓拡大)

PS.余談ですが、実は私、新卒の就職活動で京都新聞社を受験。
しっかり不合格でした^^;
が、その後、広告を扱うものとしてのおつきあいやら、
会社を起こしてからも素晴らしい記者の方に色々とお世話になったりと、
なんやかんやとご縁があるものだなと・・・・・感謝!です。


タグ :山本素石

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Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 22:45│Comments(5)企画

この記事へのコメント
 素石さん、
 おもしろそうですね!(笑)
 ぜひ、素石さんを、
 滋賀咲くブログで再評価して、
 世の中に広めたいですね(笑)
Posted by きまぐれウサギ at 2007年09月30日 23:02
山本素石さん、懐かしい名前ですね、昔々渓流釣りにはまっていたころ、素石さんの本を数冊読んだこと思い出しました。
軽妙でテンポ良い文章、いつしか釣りにも行かなくなり忘れていました。
あのころは山で蛇を見かけるたびに「もしやツチノコでは・・・」でしたね
Posted by テクテクテクテク at 2007年10月01日 08:47
おはようございます。松崎さん、みなさん。
ヤマネる、ことイトウです。

楽しかったですね、熊谷さんも話がお上手な方なのでね~。
お話を伺いながら酔っ払いながらも大事なところはメモっておいたけど、
う~ん、残念、読めん・・・。

廃村茨川については、こんなに詳しく調べてる方がいらっしやます。
http://www.cty-net.ne.jp/~toyo-k/ibaragawa/iibara.htm
すごいですね、素石さん。恐るべし影響力。

ところでさ、写真なんだけど、ワタシってこんなにデコ光りしてるのか・・・、ショックやわ。
Posted by ヤマでネるお at 2007年10月01日 10:39
初めまして、かな?

訪ねてくださったみたいなので、ご挨拶だけ。
これからもどうぞよろしく・・・。
Posted by 相方 at 2007年10月01日 19:18
>きまぐれウサギさま
そうですね、非常に学ぶべき事の多い、偉人だと思います。
一見、ちょっと変わった方でもありますが・・・^^;
文章は内容、表現ともに本当に面白いです。。

>テクテクさま
渓流もかなりされてらっしゃったようですね!
僕も、学生時代に沢登りのついでに渓流釣りをちょこちょこしてましたが、
素石さんは知りませんでした^^;
ツチノコにまつわる話しも、これはこれで、行き過ぎる文明社会に対して警鐘を鳴らす素石さんの
「壮大なるフィクションではないか?」といった意見も出てました。
いずれにせよ、面白いものです 笑

>ヤマでネるおさま
↑カタカナ、ひらがな混在で打ちにくいっすね 笑
いやーほんとに、出てくる話しが面白く、時間があっという間でした。。
メモ判読・・・私も同じくです 笑
廃村茨川研究も面白いです。いやはやすごい集落があったものですね。。
ビックリです。
おでこ・・ええ感じかと・・・ 笑

>相方さま
いつもヤマでネるおさまにはお世話になっております^^;
カイくん、りりしいですね!
9.30はヤマでネるおさんの腕をしかと拝見しました^^;
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 2007年10月02日 02:53
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