びわ湖ひと・まち・アート

マツザキ@湖岸のほとり

2009年10月11日 21:00

しがアートフェスティバル2009
びわ湖ひと・まち・アート

滋賀会館(10/9〜12)&まちなか交遊館 ゆうゆう館(10/10〜12)を会場に
行われたアートイベント。



人と人、人とまちをつなぐ。
ゆっくりと変わり行く風景の中にこっそりと潜むまちの魅力。
「びわ湖ひと・まち・アート」では2つの開場に展開されるアート作品の他、
人との出会いやまちの風景までも楽しんでいただくプロジェクトです。
(イベントパンフレットより)
アート作品の展示のほかワークショプやパフォーマンスなど行われていました。

(左:映像作家勝又氏の映像&滋賀会館の貴重な物品)


(右:羊飼いプロジェクトで有名な井上信太氏の作品)




たぶん普段は上がれないであろう屋上でパフォーマンスが行われているという事で、
のぼってみました。
写真でテーマを選んで踊ってくれる「ぷ・みつなみ」のお二人のダンスが、
とても綺麗な大津の青空とともに印象的でした。

この日は「大津祭本祭」の日でもあり、屋上から曳山巡行も見る事が出来ました。

久しぶりの滋賀会館の地下。
店舗が退去し空いてしまった空間に広がるアート作品の数々。

滋賀会館については、
県が「県立滋賀会館の文化施設としての使用を2010(平成22)年3月末で中止する」
と発表しており、すでに大ホールの使用は停止されています。

県の試算によると、耐震工事には最低約5億円、解体して更地にしても約5億円が
かかるとの事。使い続けるにも解体するにも同じ費用がかかるという事です。

県財政状況がひっ迫する中、県や市の文化施設の多くがその存続の危機を迎えて
います。

壊すのは簡単。でも一度壊すと元に戻らないのも又事実。

長く滋賀の文化の拠点として親しまれた施設だけに、古くなって危ないから壊しましょ・・・というのは、あまりに寂しいものです。
市民も交えた有効な活かし方がないものでしょうか・・・。


関連記事