加賀日和に思う
(加賀日和vol1、vol12)
かつて、いわゆる「ミニコミ誌」なるものが全国的にたくさん出されていました。
2/25の京都新聞に全国のユニークなミニコミ誌が特集されていました。
表紙を見てると、各誌洗練されていて中がどうなっているのか非常に興味をそそります。
滋賀にも「湖国と文化」(これをミニコミ誌といっては失礼だが^^;)とか、
「長浜みーな」とか色々あります。
新聞っぽいのでいけば「びぃめーる」や
「ゆっくりいきま商店」(甲賀伊賀。滋賀咲くブログも広告を載せていただいてます^^;)、
それに、新聞販売店さんが地域で出してるものなど、相当数の媒体があるのではないでしょうか。
滋賀咲くブログで知った「加賀日和」という南加賀の情報誌のバックナンバーを、
昨年の暮れに取り寄せて読ませていただきました。
→加賀日和を知った風さんの記事たち
【風のつぶやき 加賀日和記事】
写真は美しく、地元への愛情あふれる取材、文章で構成され、綺麗な編集がなされています。
vol12(2008年6月発行)の“エッセー愛しの南加賀”で
編集長&カメラマンのタカヤナギユタカ氏は、
「気づき、愛することの大切さ。」と題して次のように書いている。
(中略)・・・そんな今、大切なのは、反グローバリズムではないが、
まずは日ごろ見過ごしている地域の「宝」に気づき、愛することではないだろうか?
温泉旅館を中心とした観光産業も、九谷焼や山中漆器などの伝統工芸も、
日本酒なども、東京を中心とした日本全国へ、そして世界へとばかり売り込もうと
しがちだけれど、大切なのは、まずはこの地域に住む人にその魅力を知ってもらい、
日常の中で愛し続けてもらうことではないのだろうか?
その地に住む人が愛していない「モノコト」を、よその人に愛して下さいと言うの
はあまりに虫がよすぎると思うのだ。
南加賀に住む人が、他府県の温泉地に旅行に行くのではなく、まずは南加賀の
温泉郷に出かける。そうすれば遠方まで出かけるための時間もお金も節約できるし、
交通による余分なCO2も削減できる。遠方の人は数年に1回しか来てくれないだろうが、
地元の人なら年に何回も利用してもらえるかもしれない。言わば観光における地産地消。
各温泉旅館は、今までよりも積極的に食器として九谷焼や山中漆器を使い、
食材も日本酒も可能な限り地元のものを使う。
この地に住む人は、日常の食器を100円均一で選ぶのではなく、九谷焼や山中漆器
を大事に使う。
その地域の「宝」を愛する地域の人がたくさんいることが、地域ブランドを強くし、
日本の他の地域の人に、そして世界の人に南加賀を誇ることができるのだと思う。
そしてそのために少しでも多く、長く、地域の「宝」を掘り起こし、記録し発信し
続けることが『加賀日和』の役割だと思うのです。(文:タカヤナギユタカ氏)
この文章の前段でタカヤナギ氏は、加賀日和発行1年の取材を経て
“南加賀に点在する「宝」の存在”をあらためて感じたとし、その「宝」の数々に触れている。
一方、多くの地方都市が抱える少子高齢化や景気の問題、世の中のグローバリズムの
加速化とマネーゲームによる格差の拡大や食料問題、地球温暖化などにも触れ、
反グローバリズムの大切さについて上記のように綴っている。
滋賀にも同じようなことが言えるような・・・
そんな感じを受けました。
遠くの温泉より
おごと温泉!
日常の食器は
信楽焼!
・・・みたいな^^;
旅行で言えば、たまには見ず知らずの遠〜〜い所にも行きたいですが、
案外地元の異空間で過ごすゆったりした時間もいいかもしれませんね。
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